無事に帰還! 時速130キロの戦い!

警察官と別れ、高速に乗って800キロ!

警官と別れて態度を何一つ変えることができない、自分の愚かさを思い知らされる。

 

ナウシカは中2。46歳のいい大人がなーんにも言えないでただただ不機嫌にしているだけ!

昨日の23時ごろに眠気がピークに達し3時間運転したところで仮眠を取った。

外気は7度でこの寝方も、鬼コチが寝袋。ナウシカは厚い上着をはおって、厚いタオルケット1枚で、いつもの逆でお互い爆睡した。

ワシは4時に目を覚まして、運転席に移動!

いつもはナウシカを起こさないように、できるだけ静かに移動する。

今は足でナウシカの足を軽く蹴りを入れ通り道を作って、普通に雑音を入れたりして、わざと起こすような態度をとってしまった。

これが大人気ない最低の大人!ザ・鬼コチ‼️

 

目も覚めて、運転は快調に飛ばせた!

早朝なので高速のカントリースーパーウェイはがらがら!

ナウシカも一緒に起こされたが、またすぐ爆睡。

さぁここから500キロ!頑張るぞ!

 

パーキングエリア事件のことが頭から離れず、これから先のことをずっと考えてしまう。

ナウシカには愛しい嫁の祖母ホイホイが助け船になっていて、苦しいとき、キツイとき逃げ出したいときは、ナウシカが泣いて電話をかければいつでもどこでも迎えに来てくれる。

それがホイホイ‼️

ホイホイは、孫娘が可愛いのかわからないが、スポーツの世界でナンバーワンになることがどれだけ難しく、悩みながら子育てしているかをわかってくれてはいないようだ。

そして、ワシに向かって「ナウシカが病気になるわよ!むちゃくちゃにやらせすぎよ!私が育てたますから!」と言い放ったこともある。

ワシには味方はだれもいない。

あっ!唯一エイトカントリーに同じ夢を持って頑張っているナウシカの親友キャンディー🍭の母親トントンがいた!

トントンは、ホイホイにさらわれたナウシカを直接ホイホイに電話を入れてナウシカを救出し自分の家でナウシカが落ち着くまで面倒をみてくれたり、母親がナウシカにはいないから、母親のように優しくしてくれたり、ときには叱ってくれるまで良くしてくれた。

なかなかそんなことをやってくれる人はいない!

同じ夢をみて、同じ悩みを抱えて頑張っているから、わかることもあるのだろう。

 

また今回の事件で、ナウシカが帰ったらホイホイの所に行くと言い出したので、いいまでのようにホイホイから取り返したりはもうしない。

自分の好きなように生きたらいいさ!

11月の中2の時期って自分で考える力は持っているはず。

この500キロの間にいろいろお互いに考え、これからのことを決める決断をしないといけない。

ワシがいつもナウシカに言ってることは、テニスを教えているのは鬼コチ!

父親の鬼コチがコーチだから、コーチの言うことを絶対に聞かないといけない!

「言う事を聞かない、聞きたくないと思っているならテニスはやめなさい。」

と言い聞かせている。

テニスを始めたキッカケは物心つく前から鬼コチが無理矢理、毎日やらせたこと。

ワシもジュニアを育てることは初めての経験で本当に手探り状態。

幼稚園、小学生低学年の間は無理矢理でも言うことを聞いて頑張ってやるんです。

だけど高学年になってくると自分の意思がしっかりしてくるし、ナウシカは気が強かったのでよけいに大変だった。

高学年からは無理矢理は通用しない。

 

近所のテニスコートを2時間予約して、ナウシカが学校終わるのを待って。

学校に迎えに行ってテニスコートに向かう。

鬼コチは気合い十分!さぁ上手くなってもらうぞ!

だけど、ナウシカにはそんな気力はない。

鬼コチからみてナウシカの良いところは、テニスに行きたくないとは言わないところだった。

テニスコートに着くまではニコニコしながら「頑張る、一生懸命にやる」と口で言う。

しかし、コートに入って練習を開始すると足は動かない、昨日やったことができない。

鬼コチからしたら《なぜ?》になるんだよ。

ここから怒鳴りちらし、イライラがピークに達し開始10分で練習終了!

まだまだ小学生5年なのにこんなに叱りつけながらやる必要がどこにあるんだと常に自問自答の繰り返しだった。

あれから4年!

2016年から試合に出場し始めて、エイトカントリーではそれなりに結果を残すことができた。

次は全国に行かなければ行けない。

全国に行くには、自考、自立が大切になってくると思っている。

中2のナウシカがこれから先、本気でプロを目指すのなら、鬼コチの言うことを反抗せずまず素直になること。

それができる考えがもてると、誰よりも強くてたくましい存在になれると思っている。

 

こんなことをずっと考えて運転をしていたら、がらがらカントリースーパーウェイを時速130キロでキープし走り続けていた!

 

今日キャンディー🍭の試合がロングアイランドであるので朝からトントンも出発していた。

トントンのダンナ様は公務員でそれなりの生活を約束された一般的な家庭だ。

しかしいつもケチケチしていて不思議な家庭でもある。

そのトントンが眠気を気にして連絡してきてくれた。

ナウシカのことを気にかけ、これからどうやって行くのかをいろいろ話した。

トントンと話しをしていたときには、ナウシカは後ろでゴソゴソ動いていたので起きていたと思う。

 

エイトカントリーに無事に到着したのは昼前の11時。

到着してすぐに遠征終了の儀式がある。

愛車の洗車だ!

毎回同じ洗車場!

ここは本当にすごい!

ガソリンスタンドの中に洗車機2台、手洗い洗車機の場所が8台、拭き上げる場所が更に10台のスペースがあり大型の給油スタンドだ!!

スタンガン式の洗車機から水→洗剤→水→コーティング→水の順番で出てくる。

これを時間内に上手く車全体にかけて洗車をやる。

終わると車を拭き上げる場所に移動させ、設置された綺麗なタオルで車を吹き上げる!

鬼コチの愛車は【リラクベース‼️】

洗車にかかる時間。

1人だと2時間!

ナウシカがいると1時30分!

愛車のためならなんのその😙

 

今日の洗車はいつもとは違う。

最後の洗車になるかもしれない覚悟で洗車!!

ナウシカにはいつもは適当に中に入らせてたり、手伝わせたり好き勝手にやらせていたが、今日はちがう。

洗車機のときから「外に出ろ」と言って、外に出しまだ何にも許していないアピールをして。

ワシは無言で黙々と洗車機を操った。

20分で洗車機が終わり、拭き上げ場に車を移動。

そこから、黙々と無言で拭きはじめた。

ナウシカは何も言わずに車を一緒に拭きはじめた。

1時間くらい拭いているうちに何となくだけど、ホイホイのところにはいかないでテニスを続けたい気持ちが伝わってきた。

愛車はピカピカになって気持ち良さそう^_^

 

昨日の昼から何も食べさせていなかったから、洗車の御礼に近くにあるうどん屋さんに連れて行った。

連休でめちゃくちゃ多い。

「おまえ名前書いてこい」って言って行かせたが、なんか「はい!コーチ」って感じではなく、携帯を取り上げていたので、まだそっちに執着している感じがあった。

昨日から何も食べていないから、もっと喜んでくれることを期待したが、それでも携帯を探すことに優先しているナウシカにまたもイラッとして、順番が8番だったこともあって食事せずに家に帰ってきた。

 

家に着いたのが14時頃。

日曜日はドッドコーチのレッスンがあるから、15時30分になったら起こすようにナウシカに言って、ワシはソファに横になった。

ナウシカは冷蔵庫をあさってゼリーやらアイスをむさぼっている。

 

テニスをやめるかもしれない事件が起こったにもかかわらず普通にレッスンを受けまた普通に練習ができると思っているナウシカだが、鬼コチはまだ許してはいない!

これからの課題はなかなか前に進まない親子問題をどう乗り越えていくのか。

強くてたくましい選手にどう育てあげるのか。

自問自答しながらやっていくしかないのだろう!

早く解決をしたいが、どんなに危機的な状況であっても継続できればそれがプロに近く道なのかもしれない。